昭和歌謡 『ハチのムサシは死んだのさ』について

今日は昔の唄の話しです。先日、YouTubeで音楽をボーッと聴いていたら、1972年に大ヒットした『ハチのムサシは死んだのさ』(唄 平田隆夫とセルスターズ  作詞 内田良平)が流れました。

「歌詞がいいなあ」と思いました。一部を紹介しますね。

『ハチのムサシは死んだのさ 畑の日だまり土の上 遠い山奥 麦の穂が キラキラゆれてる午後でした ハチのムサシは向こう見ず 真っ赤に燃えてるお日様に 試合をいどんで 負けたのさ 焼かれて落ちて 死んだのさ ハチのムサシは死んだのさ お日様仰いで死んだのさ 高い青空 麦畑 いつもと変わらぬ午後でした』

この曲は、当時の学生運動を示唆した唄で、ハチのムサシという人が何かを変えようと、太陽という大きな組織に挑戦して、焼かれて死んで落ちたと解釈されていました。どうなんですかねぇ。学生運動は皆でワーワーとやるイメージがありますが、ハチのムサシは一人です。私は少し違うと思います。

ハチのムサシは哀しい存在なのでしょうか?

私は、そうは思いません。彼は満足して死んでいったと思います。「向こう見ずで、カッコいいなあ」と思います。

今日の切り絵は、ハチのムサシです。

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