長崎・大浦天主堂を訪れて!(長崎旅行⑦)
国宝であり、現存する日本最古の教会堂「大浦天主堂」はゴシック調の教会堂です。柱や梁などの骨組みは木造であり、屋根には日本瓦が使われてあり独特な雰囲気です。
その歴史を簡単に説明します。徳川家康が、1614年にキリスト教を禁じます。その後、家光の時代より長い鎖国政策が続き、開国後の1865年に日本でいち早く建てられた天主堂です。そのときの天主堂の名前は「日本二十六聖殉教者聖堂」でした。豊臣秀吉が、1597年に行ったキリスト教弾圧による外国人の犠牲者26人に捧げられた教会でした。私には、その間の268年という長さが印象に残りました。人は迫害されたことを忘れないのですね。
さて、現存しているステンドグラスの大部分は日本最古のものではないかと言われています。私は普段、切り絵制作をします。デザインの仕方はステンドグラス制作と似ているのではないかと、以前より思っていました。大浦天主堂を訪れたのは午前中、日差しが綺麗に差し込み、ステンドグラスは息を吞むほど美しく、しばし時を忘れました。模倣した切り絵を作りたかったのですが、室内は撮影厳禁とのこと。残念無念でした。外からチラッと撮影しましたが、素晴らしさは伝わりませんね。
というわけで、今日の写真は、正面から見た「大浦天主堂」と、外からチラッと写したステンドグラスです。
0コメント