童謡「ほたるこい」について
「ほたるこい」という唄を、歌ったことのある人は多いと思います。私も昔、ハモって楽しみました。作詞・作曲は、鳥取県出身の小学校の先生。三上留吉さん(1897~1962)とされています。
「ほたるこい」の歌詞を紹介します。
ほう ほう 蛍 こい / あっちの水は 苦いぞ / こっちの水は 甘いぞ / ほう ほう 蛍こい / 山道こい
ここでは、蛍が甘い水に引き寄せられることが語られています。これは本当でしょうか。蛍は本当に甘い水が好きなのか。実験結果があり、確かに砂糖水のほうに、蛍は多く集まるそうです。但し、一般的には、蛍は幼虫時代にたくわえた栄養が十分に体にあるので、水だけ飲んで過ごすそうです。
さて、蛍は夏の季語です。蛍が出てくる好きな俳句があります。
『じゃんけんで 負けて蛍に 生まれたの』作 池田澄子
訳:じゃんけんをして何に生まれてくるかを決めたら、負けて蛍に生まれることになりました。
感想:蛍に生まれることは、じゃんけんの勝ち負けのように、偶然のことなのかもしれません。光って消える短い命の蛍に、一生のはかなさと命の大切さを込めています。
今日の切り絵は、「ほたるこい」です。
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