「NHKのど自慢」の素晴らしさ

たまに「NHKのど自慢」を見ます。

私はこの番組について詳しくありません。でも「いいなあ」と思っています。

出場するのは、ここで歌うのが目標で、何度も何度も練習を重ね、オーディションに合格した人たちです。調べました。昨年12月の千葉県松戸市からの放送では、1,462件の出場希望の応募があり、激戦の予選会を突破した20組が、12月3日の本選へと進みました。73.1倍の高倍率です。

予選といえば、夏の高校野球です。都道府県予選を経て甲子園に出場しますが、全国で参加したのは3,486チームです。都道府県で優勝した49チームの甲子園に行きます。平均すると71.14倍です。

そう、確率的には、「NHKのど自慢」も「夏の甲子園」も似たようなものです。

にもかかわらず「NHKのど自慢」の、流れ作業のような展開は特筆ものです。

歌い終わったら司会の方がすごい早さで、「お名前は!?」、「今日はどうしてこの曲を?!」、「…」、「はい、どうもありがとうございました~!」。以上、明るく、楽しく、元気よく、終わります。

こっちが「え!それだけ?」と心配になるほど簡潔です。感動の押し付けがありません。涙のドキュメントがありません。だから「いいなあ」と思います。

ただ、その場の歌唱がうまいかのみで鐘が鳴ります。容赦なく「カーン…」。

高校野球の甲子園並みの予選を突破したのに、「カーン…」で終わり。最後まで唄うこともできません。そうなっても出場者は、最後まで楽しそうな表情です。そして直後、次の出場者のために、にこやかに手拍子などをしています。「俺の方が上手かった」と思っている人もいるに違いありません。それでも、オリンピックのように、負けて泣きじゃくる人も、判定に不服で、試合場に立ち尽くす人もいません。「立派な態度だなあ」と思います。繰り返しますが、73.1倍の厳しい予選を突破した強者たちなのです。人の潔さをそこに見るようで、感動します。

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