橋のある風景
オリンピックの開会式、パリ市内を流れるセーヌ川で、選手たちは大小さまざまな船に乗って、パレードをしていました。私は「橋のある風景は美しいなあ」と思いました。そんな切り絵を作りたいと思いました。それから作り始めました。橋は色んな思いを想起させます。
詩人の大木実さん(1913年~1996年)が1971年に発表したこんな作品があります。紹介します
「橋」
いくつかの橋を渡ってきた 木の橋 石の橋 がっしりとした鉄の橋
橋の下を 水は休みなく流れていた ゆるやかに 時に激しく 渦を巻いて
僕らは いくつもの橋を渡ってきた 長い長い橋を 短い橋を
ある日は こころをはずませて 軽やかに ある日は こころを重くして 歩みも重く
橋は この岸と あちらの岸とを結び 昨日きのうと明日を結んでいる
橋の向うには どんな風景が展(ひら)けてくるのか またどんな時間が僕らを待っているのか
とてもわかりやすい詩ですね。そしてフランスで行われたオリンピックの開会式をテレビで観ていて、人類の祭典の、このときのテーマは、この詩のようなものではないかと思いました。
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