私の切り絵制作

自作の切り絵作品。店内に展示して、毎月張り替えています。おかげさまで、ご好評をいただいています。今日は、その制作について書こうと思います。

2020年12月末。浅草演芸ホールに寄席を見に行きました。紙切りの演目もありました。紙切りとは、ハサミで紙を切り、形を作る芸です。芸人さんが「作って欲しいものがあれば言って」と客に呼びかけました。勇気を出して「はい」と挙手したら、「どうぞ」と指されました。「富士山」と要望したら、「富士山」を切ってくれました。とても上手。そしてその作品を貰いました。今日の切り絵は、そのときの芸人、林家楽一さんからいただいたものです。

3日後、その「富士山」をボーッと見ていたら、「僕でも時間をかけ、ハサミではなく、カッターを使えば、切り絵が出来るかも」と思いました。切り絵を初めてやりました。思ったよりうまく出来ました。誰に教わったわけではありません。我流です。道具は、百均ショップで揃えました。絵を描いた(切った?)のは、中学生の頃の美術の授業以来、40年振りでした。

少年老い易く学成り難し。「この言葉のとおりなら、50歳代後半の私は、何か新しいことを始めても無駄なのか? いやいや、そんなことはない。進歩が若者よりも遅いだけだ」と思いました。

あれから3年8カ月です。趣味には結構お金がかかります。しかし私の切り絵には、お金がほとんどかかりません。使う頻度の高い白色の紙は、使い古しのカレンダーの裏面を使っています。「これ使って」とお客様にいただくこともあります。色の付いた広告紙や包装紙を使うこともあります。切って余った紙は、お店でのメモ用紙に使います。ゴミや無駄は極力出さない。唯一の贅沢は、百均ショップでたまに買う色紙くらいです。1つの切り絵を作るのにかかる費用は2円~25円位だと思います。もっといい紙を使って、いい道具を使ったら、もっといい作品ができるかもしれませんが、性格的に「失敗したら勿体ない」とビビり、作るのがつまらなくなりそうです。今のままで幸せです。もう400枚以上の切り絵を作りました。自由に楽しくやりたいです。

「次はどんな切り絵を作ろうかな。どんな文章を書こうかな」といつも考えています。

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おうちカフェ さんちゃん

こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

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