柳に小野道風(おののとうふう)

毎月恒例の、花札の図柄を変えてみるシリーズ。11月は「柳に小野道風」です。

さて、今日の切り絵の札(大分変えていますが)に描かれている人物は一体誰でしょう?

この人物は小野道風、平安時代中期の人物です。平安時代といえば遣隋使の小野妹子が有名ですが、その子孫にあたります。小野道風には書道の才能があり、子供の頃から活躍するほどの腕前だったそうです。この札には、蛙も一緒に描かれていますね。

この札に描かれている構図は、江戸時代(1856年)に書かれた『梅園叢書』の中のお話が元になっています。こんな話です。

『道風は偶然通りかかった池で蛙が柳につかまろうと必死になっている姿を目撃した。無謀な挑戦と思った。しかし蛙は、柳の葉につかまることに成功した。その姿から道風は、一生懸命努力することの大切さを思い知り、その後学び続け、平安時代の有名な能書家となった』。

「努力をすれば報われる」というお話ですね。

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