必死にリハビリをしていた頃
3年と少し前、脳梗塞で倒れました。「おうちカフェさんちゃん」の開店の1年前、準備に本格的に取り組み始めた頃です。発症したとき「ただじゃすまないな。残念だ」と思いました。まだ前職の教員をしていた時期で、「僕にとって最後の修学旅行の引率だ」と準備をしていた頃です。当時はコロナ禍で、安全性が強く問われていた時期で、それに応えるための計画を立てていた最中でした。
結局、3週間程入院しました。最初の1週間は立つことも、座ることも出来ませんでした。2週間目にヨタヨタと少し歩けるようになりました。主治医からは、梗塞が起きた脳の部位は、平衡感覚を司る場所で、別の脳神経が代わりを果たしてくれるようになれば、元に戻るかもしれないと言われました。
力は入るので、ベッドのうえで筋トレに励みました。病院で準備してくれるリハビリ計画をこなしたうえで、自分にその何倍の自主トレを課しました。想定外の時間ができたので、疲れると『喫茶店経営』の本を読みまくりました。指先の巧緻性を戻すために、切り絵も頑張りました。「予定通り、修学旅行の引率は行くから」と根拠はないけど、学校に連絡しました。私が引率責任者でした。
運良く、麻痺も残らず回復しました。職場復帰したとき、「あらら、前と全く同じですね」と言われました。あえて言うなら、平衡感覚が僅かに怪しく、相撲をとったら、以前より転びやすくなったと思います。でもこの歳で、相撲をとることも、もうないでしょうから、まあいいかと思っています。大好きだった煙草も、これを機にやめました(辛かった~)。
今日の切り絵は、その頃に作ったものです。心情のとおり、鬱々とした風景を描いています。
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