満開の桜
「いつ、どこにお花見に行こうかな」と真面目に真剣に考えると、だんだん面倒になってくることがありませんか。「もっとキレイに見られる場所があるのではないか」とか「今日より明日かな」とか「盛りは過ぎてしまったかな」とか。
気付いたら、別に名所でもないけど、目の前に満開の桜があったと、いうのが良いなあと思います。
満開の桜といえば、若い頃に読んだ文章を思い出します。ただ残念なことに、それが小説の一節だったか、ノンフィクションに書かれていたかも、失念してしまっています。書いた人もタイトルも忘れました。こんな内容でした。
立派な一本の桜の木があった。村人は春に、花が咲くのを毎年楽しみにしていた。ある年、その村はダムに沈むことになった。木は営みを繰り返す。運命の日、その桜の木は、いつもと同じように満開の桜を咲かせた。そして時が来た。満開のままに、水に沈んでいった。
今日の切り絵は、水中の満開の桜です。
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