大きな蕪(カブ)
愛犬のさんちゃんときゅうちゃんと散歩をしていたら、道端に、蕪(カブ)の無人販売所を見つけました。大きくて立派! 3個120円で売っていました。私の住んでいる千葉県柏市豊四季は日本有数の蕪(カブ)の産地です。「デカいなあ」としばらく見ていたら、ロシア民話の「おおきなかぶ」を思い出しました。こんなお話です。
おじいさんが一粒のカブの種を植えた。「甘い 甘い カブになれ。大きな 大きな カブになれ」。すると甘い元気の良いとても大きなカブができた。おじいさんはカブをつかんで引っぱった。ところがカブは抜けない。そこでおじいさんはおばあさんを呼んだ。おばあさんがおじいさんをつかみ、おじいさんがカブをつかんで引っぱったが、それでもカブは抜けない。そこでおばあさんが孫娘を呼び、孫娘がおばあさんを、おばあさんがおじいさんを、おじいさんがカブをつかんで引っぱったが、やっぱりカブは抜けない。そこで孫娘が犬を呼んだ。犬が孫娘を、孫娘がおばあさんを、おばあさんがおじいさんを、おじいさんがカブをつかんでひっぱったが、まだまだカブは抜けない。そこで犬が猫を呼んだ。猫が犬を、犬が孫娘を、孫娘がおばあさんを、おばあさんがおじいさんを、おじいさんがカブをつかんで引っぱったが、なかなかカブは抜けない。そこで猫がネズミを呼んだ。ネズミが猫を、猫が犬を、犬が孫娘を、孫娘がおばあさんを、おばあさんがおじいさんを、おじいさんがカブをつかんで力一杯引っぱり、やっとカブが抜けた。めでたしめでたし。
みんなで力をあわせることで、見事にカブを抜くことができました。きっとこのお話は、大変なことも、みんなで頑張れば乗り越えられると言いたいのでしょう。幼い頃、このお話を聞き、笑いました。今、あらすじを書いたら、「繰り返しがクドイ」と思いました。でも、子どもの頃、それがとても可笑しくて笑いました。
今日の切り絵は、「柏市豊四季のおおきなかぶ」です。
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