全国陶器市に行った!②
昨日の続きです。購入した織部焼(おりべやき)について書きます。
織部焼は、桃山時代頃、岐阜県土岐市付近で始まったものです。
この焼物は、大名茶人の古田織部(1543年~1605年)の指導で創始され、奇抜で斬新な形や文様が特徴です。織部は、師匠の千利休の「人と違うことをせよ」という教えの通り、利休の静謐さと対照的な動的な「破調の美」を追求しました。だから歪んだ形をしています。
彼は武将としても、大坂夏の陣で徳川方につき武功を挙げましたが、豊臣側と内通しているとの疑いをかけられ、自死しました。
古田織部を「魅力的な人物だなあ」と昔から思っていました。一流の武人であり、一流の芸術家、数奇な運命を辿りました。そんな人が作り出した焼物が欲しかったのです。今日の写真の中鉢です。裏を見ると小さな三本足がついており、「これも織部らしい」と思いました。
真ん中にウサギが描かれています。私は何故か、動物が描かれている食器が好きです。加えて、私の孫はウサギの絵が好きです。今度、孫が遊びに来たら、アイスクリームを乗っけてあげて、食べ終わったら「ウサギさんが出てきた~」と言って遊びたいと思います。
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