日比谷公園の紙芝居

今日も東京 日比谷公園で12月13日(土)~14日(日)に開催されていたイベント「クリスマスデザインマーケット」の話題です。今日の写真は、そこで行われていた“紙芝居”。都心の真ん中の有名な公園の芝生の上での様子です。

生憎の天気、雨は降っていませんでしたが、とても寒かったです。それでも20名位の親子連れが、体を寄せ合って観ていました。「暖かい、いい風景だなあ」と思いました。

昔は、街角で“紙芝居”が行われていたものです。子どもたちは、ワクワクしながらそれを観ました。お金はとられません。生まれて初めての観劇体験でした。今はめっきりなくなりました。

こんな俳句があります。「紙芝居 冬日(ふゆび)しばらく とどまれり」(北見さとる)

意味は、紙芝居を見ているあいだ、冬の弱い日差しが、しばらくその場にとどまっているように感じられた、ということでしょう。実際に太陽が止まるわけではありませんが、作者は紙芝居に見入る時間の中で、冬の日差しまでが足を止めたように思えたのでしょう。紙芝居を見つめるその時間は、寒い冬であるにもかかわらず、暖かく、去ってほしくないひとときと感じたのでしょう。

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