繰り返し読んでしまう本

自分を勇気づけなければならないとき、手に取る古典的名著があります。『ソクラテスの弁明』です。文庫本で120頁程度。短時間で読むことが出来ます。こんな内容です。

『ソクラテスの弁明』は、ギリシアの哲学者プラトン(紀元前427年頃~紀元前347年頃)が書いたものです。師であるソクラテス(紀元前469年頃~紀元前399年)が裁判で自らを弁護した姿を描いています。紀元前399年、ソクラテスは「伝統的な神々を認めなかったこと」と「青年を堕落させたこと」の2つの罪で告発されました。要するに、著名なソクラテスが、当時の権力者を批判したから、政権は、彼を社会的に抹殺しようと裁判にかけたのです。その裁判におけるソクラテスの演説が本の中心です。

ソクラテスは多数派の意見よりも正義を重視し、不正を避けることこそ大切だと主張しました。彼は死刑を恐れて信念を曲げることを拒み、「吟味されない生は生きるに値しない」という有名な言葉を残します。最終的に有罪判決を受け死刑となりますが、最後まで冷静さを失わず、信念を貫きました。

弟子のプラトンは「師のソクラテスの人生は無駄だったのか? これでいいのか?」と自答し、名著『ソクラテスの弁明』を残しました。今日の切り絵は、ソクラテスです。

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