牛飼
昨日の“山の日”。妻の実家に出かけました。酪農を営んでおり、都心より最も近い牧場と言われています。もっとも高齢の義父と義母は既に引退。義兄の家族が後を継いでいます。
戦後間もなく、農業指導者であった妻の祖父が、手つかずの茨城県稲敷市のこの地区の、開拓を始めました。祖父亡き後、義父がそれを引き継ぎ、仲間と共に、広大な牧草地を完成させました。彼は己のことを、今でも“牛飼(うしかい)”といいます。「カッコいいなあ」と思います。
こんな俳句があります。『日脚(ひあし)伸(の)ぶ 牛飼いの目は 牛に似て』(三須民恵)
意味は「昼の時間が長くなった。牛を飼ってきた人の目は、牛の目によく似ている」でしょう。
毎日、牛と向き合い、牛の世話をし、牛の様子をよく見て暮らしてきた牛飼。その人の目には、牛のようなおだやかさ、静けさ、じっと物を見る感じがあるのではないか。義父と話しをしながら、こんなことを思いました。
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