映画『COLA WARS/コカ・コーラvs.ペプシ』を観て
多分、私を含め、大部分の人は、コカコーラとペプシコーラの微妙な味の違いはわからないと思います。「こちらの方が美味しい」と自信をもって言い切れる人は稀でしょう。しかし両社にとって、味がとても似ているが故に、その売上高は長い間、大問題でした。今日は、そんな映画の話しです。
1970~80年代、“コーラ戦争”と言われている時代がありました。最大シェアを誇る老舗のコカコーラと、斬新なアイデアで首位を狙うペプシが繰り広げた“営業戦争”です。1970年代、“ペプシチャレンジ”というCMがありました。街行く人に、目隠しをしたペプシコーラとコカコーラを飲んでもらい、どちらが美味しいか答えてもらうもの。結果は、ペプシが制作したCMですから明らかでした。「やりすぎだ」と思いますが、両社が“仁義なき戦い”を繰り広げていた時期です。
ハリウッド映画に出てくるのは、コカコーラばかりでした。そして多くの若者は、イメージでコカコーラを飲んでいました。そしてペプシは、その対策として、マイケルジャクソンやマドンナなどのミュージシャンをCMに起用しました。ペプシコーラの売り上げが肉薄しました。
1985年、戦いはピークを迎えます。コカコーラは100年守り続けた味を変え、「より美味しくなる」と大キャンペーンをはりました。NEWコカコーラの登場です。そしてペプシは「コカコーラは負けを認めたんだ」と発信しました。結果は…。コカコーラの大失敗でした。ついに一時期、売り上げが逆転しました。市場は「コカコーラは、私たちが慣れ親しんだ味を捨て去った」と判断したのです。
しかし、僅か半年後、コカコーラはV字回復します。コカコーラ・クラシックの発売です。何をしたか? 前に販売していたコカコーラの名前を変えて、売り出しただけです。興味深い逸話です。
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