財津和夫さんの講演会(トーク&ライブ)
11月19日(土)は財津和夫さんの講演会(トーク&ライブ)を観ました。
今日はそのことを、少し長くなりますが、書きたいと思います。
私は2022年の3月末迄、勤め人でした。早期退職をして「おうちカフェさんちゃん」をオープンしたわけですが、勤め人としての最後の仕事は、その組織の創立50周年記念式典の計画の大枠を決定することでした。
今年、バンド「チューリップ」は結成50周年です。私の属した組織も創立50周年でした。
バンド「チューリップ」のリーダーである財津和夫さんに来ていただき、記念講演をしていただいたら素敵だなあと思い、つてを頼り、その想いを財津さんに伝えました。
ダメもとです。「思いの丈だけは伝えよう」と文書を作成しました。
結果は? なんと快諾をいただきました。「チューリップ」は50周年の全国ツアー中です。お忙しいなか、財津さんは、その一日を私たちのために割いてくださいました。
4月からは現組織の方々が計画をすすめていました。心温まる講演会にするべく、順調に準備がすすんだそうです。
さて11月19日(土)の当日。
私はもはや旧職員です。こんな私ですが、来賓としてご招待を受けていました。光栄でありありがたいことです。そして私は、来賓のみならず、当日は講演会の下働きをしたいと強く思いました。長くお世話になったその組織や集う方々に恩返しがしたい、そして計画半ばして早期退職をしてしまったその贖罪の意味もありました。
なにより私は、「チューリップ」の、そして財津和夫さんのファンです。
私にとって幸せな一日でした。朝9時から夕方6時まで、財津和夫トーク&ライブの臨時スタッフとしてジーンズにTシャツ、ウインドブレーカーといういで立ちで働きました(今回の写真はスタッフとして着用したウインドブレーカーです)。
そして記念式典や講演会の最中だけは、来賓席で、何食わぬ顔をしてスーツを着て座っていました。
財津和夫さんは想像通りの素晴らしい方だと思いました。凛としたたたずまい、穏やかな口調や雰囲気、にじみ出る才能、周囲に気を配る繊細さ。「こういう人も、世の中にはいるんだなあ」と思いました。
やはり演奏は圧巻でした。名曲「サボテンの花」のピアノ弾き語りは、聴いていて、目頭が熱くなりました。
かつての職場での最後のときでした。いろんな想いがまぜこぜになりました。素敵なラストシーンを味わうことができて、幸せな気持ちで一杯になりました。
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