庭のチューリップが咲いた!
庭のチューリップが咲きました。ユニークな形の花だなあといつも思います。好きな花です。では今日もチューリップで思い浮かべるいくつかのことを。
〇 チューリップが登場する四行詩
・チューリップ (作者 三好達治)
蜂の羽音が
チューリップの花に消える
微風の中にひっそりと
客を迎へた赤い部屋
四行のみなのに、写真のように色鮮やかに想像できる詩です。「羽音」という言葉は聴覚に、「赤い部屋」という言葉は視覚に訴えます。微風の香りや柔らかさまで感じられます。
〇 チューリップが登場する小説
・『黒いチューリップ』(作者 アレクサンドル・デュマ・ペール(フランス)1850年)
17世紀オランダ戦争の渦中、ある町で「黒いチューリップ」を作り上げた者に巨額の懸賞金を出すというお触れが出された。根っからの園芸好きのコルネリウスは、全力をあげて品種改良に取り組み、ついに3個の黒いチューリップの球根を開発した。だが隣家には、彼に対抗心と嫉妬の炎を燃やす園芸家ボクステルの目があった。男の情念は恐ろしい。やがてボクステルは邪悪な陰謀を思いつく…。
〇 バンド「チューリップ」の楽曲で花が登場する好きな歌
・『愛を抱きしめて』(作詞 財津和夫)
幸せが何かなんて 庭の花は答えやしない ただそこに咲いているだけ
人はいつから求め始めた ここに生きる以外のことを せめて心優しく生きていたい
君の落とした悲しみの 数だけ僕が拾っていくよ
君の苦しみの重さだけ 僕に持たせておくれ
庭に花が咲くと、そのたびにこの曲を思い出します。バンド「チューリップ」の隠れた名曲ですね。
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