広い空と菜の花
今日の写真は、あけぼの山農業公園(柏市)の横に流れる利根川沿いの土手で撮った菜の花です。
この土手での散歩が、愛犬のさんちゃんときゅうちゃんは大好きです。この日も、菜の花に顔を突っ込んでご機嫌でした。
さて、菜の花を題材にした俳句といえば、なんといってもこれでしょう。
「菜の花や 月は東に 日は西に」 (作者 与謝蕪村 1774年)
蕪村が神戸を訪ねたとき詠んだと言われています。季節は春、月が東に見えて、太陽が西に見える時期は4月の半ば、丁度今の時期だそうです。広い菜の花畑。夕暮れ時の、西に沈もうとしている太陽と、東の空に見えてきた満月。天地を独り占めしたかのような雄大な風景を見事に表現していますね。
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