Boys, be ambitious! 「少年よ、大志を抱け」
Boys, be ambitious! 「少年よ、大志を抱け」。札幌農学校(現・北海道大学)の1期生との別れの際にクラーク博士が発した有名な言葉です。本名ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark、1826年~1886年)はアメリカ人の教育者。化学、植物学、動物学の教師。農学教育のリーダーです。
私は「少年よ、大志を抱け」という名言が、少年期から青年期まで好きでした。そして成年期、壮年期を過ごし、今の初老を迎えるにつけ、段々と自分からは縁遠い言葉になりました。「大志を抱いていいのは、少年(学生)までなのかな」と思ってしまったからです。
「しかし!」です。この言葉には続きがありました。紹介します。
Boys, be ambitious like this old man. 「少年よ、大志を抱け、この老いぼれ(=クラーク博士自身)のように」
クラーク博士がこの言葉を発したのは、51歳のときです。明治9年当時では老年期です。年老いた教師の奥深さと気概を感じます。「まだやれるぞ」、「なにもあきらめる必要はない」と自分自身にも言っていて、それを学生たちにも訴えたのです。私は再びこの名言を好きになりました。
今日の切り絵はクラーク博士です。
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