「読書の秋」
「読書の秋」という言葉は、8世紀、唐の時代に活躍した中国の韓愈(かんゆ)という詩人が、自著「符読書城南詩(ふしょをじょうなんによむ)」の中で書いた「時秋積雨霽 新涼入郊墟 燈火稍可親 簡編可卷舒」(秋になって長雨が終わって空も晴れ、涼しさが丘陵にもきている。ようやく夜の灯に親しんで、書物を広げられる)という詩に由来するそうです。
この詩を文豪・夏目漱石が1908年に発表した小説『三四郎』のなかで引用したことで、秋は読書をするイメージが日本中に広まり、「読書の秋」という言葉が定着したと言われています。
日本人が1年間で読む本の平均の冊数は12~13冊だそうです。少ないのかな? 多いのかな?
読書がもたらす5つの健康上の効果は以下の5つと言われています。
①読書は脳のつながりを強化し、処理スピードを加速させる ②読書は加齢による認知力の低下を防ぐ ③読書はストレスレベルを低下させる ④読書をするライフスタイルは長生きにつながることもある ⑤読書は脳のエクササイズであり、記憶力と集中力を向上させる
今日の切り絵は「読書する猫」です。
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