芹沢銈介の「ようこそ」:展覧会『砂川七郎コレクション展』を観て②
今日の切り絵は、先日、展覧会『砂川七郎コレクション展』で観た、人間国宝の芹沢銈介さんが作った「文のれん・ようこそ」の模倣です。「人間国宝の暖簾(のれん)かあ。味わい深いなあ」と足を止めました。
さて、今日は「ようこそ」について書きます。
ようこそとは、来訪を歓迎する挨拶です。英語ではwelcome、中国語では「歓迎光臨」、沖縄では「めんそーれ」、京都では「おこしやす」です。
「ようこそ」は「良くこそ」が変化したもの。つまり「本当に良く」という意味。日本語の挨拶は「さようなら(+そうであるなら)」「こんにちは(+本日は)」のように、それだけでは何を言っているのかわからないものが多いです。「ようこそ」もそのひとつで、「ようこそいらっしゃいまして感謝いたします」を略したものです。
ファミレスで、「いらっしゃいませ、○○○へようこそ」と声がかかりますが、「同じことを2回言っているなあ」といつも思います(丁寧ですね)。
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