風邪ひき男
先週の定休日、風邪をひいていました。「せっかくの休みなのに」という残念な気持ちと、「お店が休みで良かった」というホッとした気持ちが、ないまぜでした。
こんなとき、愛犬のさんちゃんときゅうちゃんは、湯たんぽ代わりです。犬種シーズーの特徴なのか、抗いもせず、一緒に布団で寝てくれます。良い子たちです。
発熱すると思い出す、江戸時代のことわざがあります。
『目病み女に 風邪ひき男(めやみおんなに かぜひきおとこ)』
意味は以下のとおりです。「目を患っている女性は、そのうるんだ目つきが色っぽく見えます。風邪を引いて、のどを痛め白い布を巻いている男性は粋に見えます。共に魅力的です」。
私は「ウソでしょう」と思います。目を患っている女性を見たら、「可哀想だなあ」としか思いません。風邪をひいた自分の顔を見ても、「情けない顔」と思いますが、どう見ても魅力的になったとは思えません。
ことわざは物事の真理をつくことが多いと思いますが、このことわざは眉唾物ですねえ。
今日の切り絵は、発熱のさなかに作ったものです。
0コメント