個人事業主がスポーツの名言から学ぶこと
スポーツのなかで生まれた言葉で、大好きなものが幾つかあります。
私にとって、東洋大学の駅伝チームのスローガン、『その一秒をけずりだせ』はその一つです。
商売をしている者としては、『その一秒を』ではなく、『その一円を』という気持ちです。
『その』という指示語が秀逸です。駅伝チームのスローガンは当初、「一秒をけずり出せ」だったようですが、最終的には『その』という指示語が加わりました。「一秒をけずりだせ」でも充分に理解できる言葉です。「一秒」というキーワードが、具体的な数値であるからです。しかし、抽象度の高い『その』という指示語を加えるだけで、各自が考える余白が生まれます。「終盤のラストスパートで、一秒を意地でもけずりだす」でも「最初の5kmで積極性が足りないから一秒でも短縮しよう」とか。
商売だったら、「光熱費を抑え一円でもけずりだせ」とか「今日の仕入を一円でもけずりだせ」です。
箱根駅伝を走るトップアスリートではなく、私のような凡庸な初老の商売人でも、一文字を変えるだけで、自分のために力強いスローガンを作ることができました。汎用性の高い名言ですね。
今日の切り絵はランナーです。
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