落葉拾いの毎日
この時期、少し強い風が吹き、庭のモミジがサーッと散っていくのを見ると、「キレイだなあ」と思います。だけど次の瞬間、「また拾わなくちゃ」と思います。今日も、さっき拾ったばかりなのに、もう結構な分量の落葉が庭に広がっています。庭で、珈琲を飲むお客様もいらっしゃるので、なるべく小まめに落葉拾いをしています。梅の木の葉とモミジの葉が全て落ち切る日まで、この繰り返しは続きます。「落葉さん、参りました。勘弁してよ」というのが本音です。
落葉については、好きな俳句があります。
『西吹けば 東にたまる 落葉かな (作者 与謝蕪村)』
意味:西に風が吹けば、東の方にたまる落ち葉がある。
あたりまえ過ぎて笑えます。落葉拾いを少しでも楽しくやるために、よく口にします。しかしこの俳句には、風に身を任せる落ち葉に「なるようにしかならない」というやるせない自分の心象を重ねているという解釈もあるそうです。う~ん、毎日、落葉を拾っていると、ただただ面倒くさくて、感傷に浸ろうとは思えないですねえ。
今日の写真は、庭のモミジです。
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