いろんな歌手

歌手等が地方を巡業することをドサ回りといいます。表舞台で華々しく活躍する人たちではなく、それを目指す人たちの活動です。地方を巡ることで知名度を上げ、売れることを目指します。生活の糧を得ながらの下積み活動です。その結果、表舞台へ駆け上がったり、人気が再燃したりします。かつては、地方の演芸場、劇場、キャバレー等が活動の場でしたが、現在、それは減り、有線放送会社回りや、CDジョップやスナックで歌わせてもらい、CDを売るようなケースが多くなっているそうです。

さて、年末の国民的歌番組『紅白歌合戦』では、「顔出しNG」の歌手が増えているそうです。今年で言えば「MAN WITH A MISSION」や「すとぷり」や「Ado」という方々です。「彼らがどのような形で登場するのか楽しみ」とネットには書いてありました。この形態の活動も、売り込み戦略の一つだと思いますが、「不思議な現象だなあ」と思います。

一方では、顔を覚えてもらうために、地道に地方巡業する歌手がいて、他方では、日本で最高の歌謡番組において、唄う姿をシルエットで映し出し、「顔出しNG」を希望する歌手がいます。

初老の私は、地道な努力を続ける方々を応援したいです。もし私が、「MAN WITH A MISSION」や「すとぷり」や「Ado」の方々の父親だったら、「歌謡番組なんだから、顔ぐらい見せなさい」と諭すような気がします。「わかっていない」とか「時代錯誤」とか「目指している音楽は」とか言われそうです。でも40年位前も、ニューミュージックと言われる分野で一世を風靡していた方々も「私たちがテレビで唄うには、条件がある」と歌番組に注文をつけていました。ミュージシャンやアーティストの方々の自己主張の強さは、今に始まったことではありません。

昔のアイドル歌手は、唄を歌う以外にも、コントみたいなことをしていました。今でも、演歌歌手には、コミカルを演じることを厭わない方が大勢います。私は最近、そちらにプロ根性を感じてしまいます。

今日の切り絵は、演歌歌手です。

おうちカフェ さんちゃん

こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

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