庭のキンカン(金柑)、薬箱のキンカン(金冠)
今日の写真は、見頃を迎えた我が家のキンカン(金柑)です。
キンカンと聞くと「キンカン塗って また塗って~♪」というCMソングを思い出します。
高校の剣道部で、新入部員のとき、先輩から「部の薬箱に、塗り薬のキンカンを切らしてはいけない。キンカンは腰痛、虫刺され、擦り傷、しもやけ…何でも効く。この薬はキンカンの実から作られている」と教わりました。部の薬箱からキンカンを切らさないように管理するのは、1年生の仕事でした。昭和の部活動です。私はそれ以来、この薬はキンカンの実からできている、と信じて生きてきました。
先日、妻にその話しをしたら「違うよ」とあっさり否定されました。「薬とキンカンの実は無関係」とにべもありません。さっそく調べてみると妻の言うとおりでした。ちょっとショック。
昭和初期に現在の韓国で、汎用性豊かな薬の開発をしていた日本人がいて、成功しました。丁度その頃、韓国では「金の冠」が出土されました。彼は「このニュースは縁起がいい」と薬を開発した研究所の名前を「金冠堂(きんかんどう)」と名付け、薬の名前を「キンカン」としました。
「キンカン」の唄は5番まであります。昔の唄の歌詞は面白いですね。1番を紹介します。
カンカン キンカン キンカンコン カンカン 鍛冶屋のおじいさん
肩こり 腰の痛みには キンカン塗って また塗って 元気に陽気に キンカンコン
☆ミカン キンカン サケノカン ヨメゴモタセニャ ハタラカン
※「ヨメゴモタセニャ ハタラカン」というのは「お嫁さんも、よく効く薬のキンカンがないと、働くのがしんどいね」という意味だと思います。
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