なんとなく気になるコマーシャル
「ジ~ッ」と目が釘付けになってしまう、コマーシャル(以下CM)があります。
そう、「夢グループ」のあのCMです。人のよさそうな社長と、その愛人役を演じているとしか思えない女性が、精一杯の価格設定で、通販商品を紹介しています。好みが分かれるCMだと思います。
社長の素朴な服装、やさしい話し方、素人みたいな演技、あの笑顔。その隣りで、商品を絶賛した挙句、社長に科(シナ)を作り、甘えて更なる値下げを求める謎の演歌歌手。「しゃちょう。安い、やす~い」というベタな掛け声と、棒読みのセリフが続きます。社長は「CD」を「シーデー」と発音し、DVDを「でーぶいでー」と発音します。商品に関心がなくても、つい最後まで眺めてしまいます。
「何これ?」と最初は呆れて見ていましたが、何回か見るうちに「もしかしたら、レベルの高いCMなのかもしれない」と思い始めました。
調べてみると、この会社は有名な演歌歌手のコンサートをプロモートもしています。レコードレーベルも運営しており、CDの制作も行っています。つまり、この手の制作のプロです。
あのCMのわざとらしさやベタな感じは、計算しつくされたものだと、私は深読みしています。
今日の切り絵は、通販のコマーシャルを、よくわからないで見ている人です。
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