「サザエさん」のタラちゃんの丁寧語
「タラちゃん」について考えます。
タラちゃん年齢は3歳。特筆すべきは「丁寧語を使う3歳児」であるということです。
タラちゃんは普段の会話で「~です。」「~ですか?」と丁寧語を語尾に置くことが多いです。文法的な怪しさゆえに「タラちゃん語」と言われることもあります。「ありがとうデス」、「わかったデスぅ」、「ぼくがやるデスぅ」、「おかえりなさいデスぅ」などですね。
何はともあれ、丁寧に話すことができるというのは、立派なことだと思います。どうして、タラちゃんは身につけることができたのでしょう。子どもは、親の話し方を真似たりするので、サザエさんとマスオさんの会話が基になっているのかと思いましたが、あの二人は、家庭内ではほぼ丁寧語は使いません。そして波平さん・カツオくん・ワカメちゃんも家庭内で丁寧語を使いません。
となると…、「フネさん」です。タラちゃんのおばあちゃんの「フネさん」は家族に対しても、丁寧語を使うことがあります。日本の古き良き文化を受け継いでいる女性です。タラちゃんはフネさんの言葉遣いをお手本にしているように思います。フネさんは人格者で、色々な面で家族たちから一目置かれていますしね。タラちゃんはフネさんを「一番お手本とすべき人」と思っているのかもしれません。
私も、孫をもつ者として、いつでもどこでも丁寧な言葉を使おうかなと思ったりします。
今日の切り絵は、タラちゃんです。
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