映画を学ぶ① 日本映画編 「キネマ旬報ベスト・テン95回全史1924~2021」を読んで

キネマ旬報社から出ている、昔の電話帳のように分厚いこの本をよく読みます。「…歳の頃に、この映画を観たなあ」と懐かしく思い出します。様々な映画の評価もわかりやすく書いてあります。

「今まで日本で公開された映画のなかで、一番評価が高かった作品って何だろう?」と思いました。

この本があれば、調べるのは簡単です。「映画人が選ぶオールタイムベスト100」と「心に残る珠玉の10本 日本映画編(読者選出)」において第1位は同じでした。

『七人の侍』です。言わずと知れた黒澤明監督、主演 三船敏郎で、1954年に公開された邦画です。

7名の侍が、名誉も報酬も期待せず、自分を投げ捨てて困っている農民たちのために尽くす映画です。7名の侍のうち、4名が戦いのなかで命を落とします。彼らの禁欲的な「気高い心」、「人間としての誇り」は、どのように時代が移り変わっていこうとも、日本人の心を打つのでしょう。

ちなみにこの年は、外国映画では『ローマの休日(ウイリアム・ワイラー監督)』が公開された年でもあります。

今日の切り絵は『七人の侍』(主演 三船敏郎)です。

おうちカフェ さんちゃん

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