ドウダンツツジという名前
ウチの庭の、ドウダンツツジの花が咲きました。
ツツジという割には、ツツジの花とは全然似ていません。だから私は「言語道断ツツジ」に違いないと(他言はしないけど)、半分本気で思っていました。
調べてみたら大間違い。花の形が、昔々宮中で夜間の明かりの台として用いられていた「トウダイ」と形が似ていて、いつか「ドウダン」になったそうです。
パソコンでドウダンツツジを漢字変換すると「満天星」と表記されます。「あれっ?」と思い、この理由も調べてみました。この由来は、昔々、神様が霊薬を練りながら作っている際に、この木にうっかり霊水をこぼしてしまった。その霊水の滴が、壺状の花となって、満天の星のように輝いたという言い伝えからです。なんだか微笑ましいエピソードですね。
そういえば、南こうせつさんに『満天の星(1982年)』という唄があります。歌詞の一部を紹介します。
「また会おうよ きみのことは忘れない さわがしい街並はずれたら 仰いでごらん空を ひとりぼっちのきみに降るのは 満天の星」
南こうせつさんがドウダンツツジを思い浮かべて作詞をしたかはわかりません。ただ、花の一つ一つを星に見立てて、「きみに降るのは満天の星」と考えるのは、ロマンチックで楽しいことでした。
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