長崎・新地中華街でちゃんぽんを食べた!(長崎旅行⑨)
今回の写真は、長崎新地中華街の入口です。長崎市にある中華街。横浜中華街、南京町中華街とともに日本三大中華街といわれます。今回の宿から徒歩圏内にありました。
ところで、長崎の『和華蘭(わからん)』という言葉をご存知でしょうか。「わからん」と『和華蘭』。ダジャレのような楽しい言葉です。
長崎は、鎖国をしていた江戸時代に貿易を行っていた、中国とオランダの文化の入口でした。日本の他の地域は、外国の影響を受けませんでしたが、長崎は違いました。出島を入口に中国とオランダの文化が入ってくると、長崎では『和華蘭』という独特の文化が開花したのです。
『和=日本』『華=中国』『蘭=オランダ』のそれぞれの文化が重なり合い誕生した「和華蘭食文化」は長崎特有のものです。
和華蘭食文化を代表する「卓袱料理」だそうですが、私は今回の旅行では、それは食しませんでした。
和華蘭食文化 ⇒ ごちゃ混ぜ食文化 ⇒ ちゃんぽん文化 ⇒ 長崎ちゃんぽん
ということで、長崎に滞在中、私は長崎ちゃんぽんばかり食べていました。
九州のラーメンというと、博多ラーメン、長浜ラーメン、熊本ラーメン、鹿児島ラーメンなどがありますが、長崎はちゃんぽんです。ラーメンは茹で上げ麺で、ちゃんぽんは煮込み麺です。別物の麺です。
ちゃんぽんという名称は、中国語の簡単なご飯という意味の「喰飯(シャンポン)」がなまったものが由来という説と、ポルトガル語の混ぜる・混合するという意味の「ちゃんぽん」がなまったものが由来という説などがあります。「ちゃんぽん一杯で四季が感じられる」料理と言われ、また『和』と『華』の融合、長崎の山海の幸から、長崎だからこそ創りだされた郷土料理とも言われています。
本場で食べる、ちゃんぽんは、長崎弁で「ばり、うまか~(とても美味しい~)」でした。
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