つつじの花が咲いた!
ウチの庭のつつじが花を咲かせました。今日の写真です。
よく似たサツキの花は徐々に咲くという感じですが、つつじの花は一斉にパッと咲くように思います。
ところで、つつじを漢字で書けますか。躑躅と書きます。難しい。私は多分、この先も書けるようにはならないと思います。2文字とも足偏です。木偏ではありません。なぜ? 調べてみました。
躑は「テキ・たたずむ」と読みます。
躅は「チョク・たちもとおる」と読みます。
躑躅で「つつじ」。また「テキチョク」とも読みます。意味は「行きつ戻りつする」です。
元々は中国から伝わり、中国では、つつじのことを「羊躑躅」(ヨウテキチョク)と書くようです。羊(ヒツジ)がこの植物を食べて、足踏みしてよろめくことからこう書くそうです。羊はつつじを食べ過ぎると、含まれる毒性で食あたりをするからです。
ツツジ という語源は、「花びらが、筒状になって咲くことから、筒咲きがツツジになった」とか「花が、次々(つきつぎ)続いて咲くことから、ツツジになった」とする説などがあるそうです。
小林一茶(1763年~1828年)の俳句にこんなのがあります。
「百両の 石にもまけぬ つつじ哉」
庭には百両(大金)もの値のする石があって、その隣には何気なく、どこにでもあるつつじの花が咲いている。私には、高価な石よりつつじのほうが価値があるなあ。そんな意味でしょう。一茶らしい句ですね。
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