「人事を尽くして天命を待つ」
「人事を尽くして天命を待つ」とは「全力の力を尽くしたなら、後は天の意思に任せる」という意味です。どんな結果になっても後悔はないという心境を表します。怠惰で、納得できる努力をしなかった場合は当てはまりません。つまり「人事を尽くして…」には晴れ晴れとした気持ちが表れています。
この諺は、南宋初期に中国の儒学者「胡寅(こいん)」の「読史管見(とくしかんけん)」に登場する「人事を尽くして天命に聴(まか)す」という文が由来です。「聴(まか)す」は「任せる」という意味もあり、そこから「待つ」に繋がります。四字熟語に略すと「人事天命」です。
これには同じような意味合いを持つ諺がいくつかありますね。
○「天は自ら助くる者を助く」
意味:人に頼らず、自分自身で努力する人を天は助け、幸福をもたらす。
○「運を天に任せる」
意味:うまくいくかどうかを天の意思に任せる。成り行きに任せる。
○「我が事終わる」
意味:自分にかかわることがすべて終わって、なすべきことがない。
○「果報は寝て待て」
意味:運は人の力でどうにかなるものではないので、寝ながら待つくらいの悠長な気持ちでいること。本当に寝るわけではなく、慌てず焦らず気長に待つということを意味します。
受験のときや、現役世代のビジネスシーンで、よく使われます。だけど、歳を重ねてから、このようなヒリヒリとした緊張感に包まれるのも悪くありませんよね。
今日の切り絵は、「天命を待っている人」です。
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