審判の話

スポーツ、真っ盛りです。私は、審判員の判定について「人のやることなんだから、間違いもある」と彼らに同情的な立場です。どんなスポーツ競技にも、審判員は必要です。競技ごとに判定の難しさも異なるでしょう。彼らがいなければ勝負の判定や採点ができず、競技の公平性はなくなります。

重要な役割があり、権限を与えられる審判員ですが、そのジャッジは正しいのが当たり前で、誤審すると猛烈な批判を浴びます。近年はビデオ判定などをはじめとする「機械」に仕事を奪われつつあるようにも見えます。“競技の番人”としての「権威」「威厳」も低下しているのかもしれません。

ビデオ判定を導入しない(できない)競技もあります。剣道です。剣道は、打突が先に当たった、かすったでは判定はできません。「気剣体の一致があったか」、「残身はどうか」と総合的に判断されます。そして、他のスポーツと同様に誤審もあるでしょうが、大きな騒動に発展することは、まずありません。

もっと特徴的なのはゴルフでしょう。ゴルフには審判員の立ち会いはありません。プレーヤーがゴルフ規則を守ってプレーするという誠実さに頼っています。礼儀正しさとスポーツマンシップを示しながらプレーするのがルールのようです。

私は「選手はこの日のために頑張ってきたのだから…」という言説は、誤解を招きやすいと思っています。審判員を含め、大会に携わるそれ以外の人たちも、同様に頑張ってきたはずです。それぞれの存在に敬意を払うことが、スポーツ文化の発展に結びつくと思います。

スポーツ観戦は、鷹揚な気持ちで楽しみたいものです。

今日の切り絵は、審判員です。

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こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

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