さるすべり(百日紅)

今日の写真は、朝の散歩の途中で見つけた「さるすべり」です。「サルでも滑りそうなほどツルツルとした幹だから」と昔、誰かに教わりました。「まったくそのとおり」と合点しました。

漢字で書くと「百日紅」です。なぜだろうと思い、調べてみました。

韓国に伝わる悲しい物語に由来しています。ある王子がいました。彼はひとりの娘を救い、2人は恋に落ちました。しかし王子にはやるべきことがありました。「百日後には必ず戻る」と約束して、彼は旅立ちました。ところが、戻った時にはすでに娘は亡くなっていたのです。やがて、娘の墓がある場所から木が生え花を咲かせました。その花は、百日もの間、咲き続けました。この伝説が「百日紅」の由来だそうです。

日本でも、夏から秋にかけて長く花を咲かせる姿に心情を重ねた俳句や短歌が詠まれています。

散れば咲き 散れば咲きして 百日紅  加賀千代女

炎天の 地上花あり 百日紅  高浜虚子

萩の花 既に散らくも 彼岸過ぎ 猶咲き残る さるすべりかも  正岡子規

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