初老って何歳から？

私は自分のことを、「もう初老ですから」とよく言います。はっきり「○○歳」とはあまり言いません。深い理由はなく、なんとなくそうしています。

さて「初老」という言葉は、何歳位からの人のことを指すのでしょうか。

ＮＨＫ放送文化研究所のブログに、こんなことが書いてありました。

『日本には「還暦」等、一定の年齢に達した人の長寿を祝う習わしが昔からあり、奈良時代には１０年ごとに祝っていました。その最初のお祝いが４０歳でした。そしてこれを「初老」と呼んでいました。そして終戦頃まで、「初老」とは４０歳のことを指していました』。

現代では、ピンときませんね。ウェブ上のアンケートの結果では、「初老」という言葉は「６０歳ぐらいから使える」という意見が４割程度を占めているそうです。

もう少し詳しく、「初老と見なされる平均年齢」を紹介します。

男性：５５．５歳　　女性：５８．７歳　　平均：５７．０歳

男性のほうが「初老」になるのが早いんですね。

ちなみに国語辞典では「初老」を「肉体的な盛りを過ぎ、そろそろからだの各部に気をつける必要が感じられるおよその時期」と書かれています。やっぱり私は「初老」です。

今日の切り絵は、年齢不詳、性別不詳です。

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