庭の松
ウチの庭に庭師さんが入り、松などの剪定してくれました。「ワ―ッ、そんなに切るんだ!」というくらいさっぱりしました。今日の写真です。
そんな松を見ていたら、藤原興風(ふじわらのおきかぜ。9~10世紀の人)が詠んだ百人一首のこんな和歌を思い出しました。
『誰(たれ)をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに』
現代語訳:もう心を許せる友達は誰もいなくなってしまった。いったい誰を友達と呼べばいいんだろうか、長寿だが、心を持たない高砂の浜辺の松に心を寄せてみても、しょせんはむなしいことなのに。
歳を重ねると、友人たちも少しずつ少なくなってきます。この歌はそうした孤独を詠んだ一首です。長生きをしたいですが、年老いるにつれて長年の友人が一人また一人といなくなっていき、ついには一人残されてしまった悲しみを詠んでいます。高砂は播磨国加古郡高砂(現在の兵庫県高砂市南部)の浜辺で松の名所です。
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