桐に鳳凰(きりにほうおう)
月毎の花札の図柄をチェンジして、切り絵にするシリーズ。最後を飾る12月の札は「桐に鳳凰」です。
では桐の花から見ていきます。桐は、火事の多い江戸時代、なくてはならない植物でした。桐箪笥は軽くて、燃えにくい家具でした。また桐の紋(桐紋)は、昔から由緒正しいものとされています。今では500円硬貨の裏面に刻印されていたり、政府ツイッターのアカウントにも桐紋が使われています。
次に「鳳凰」について見ていきます。鳳凰とは中国から伝わった想像上の天下泰平の象徴の鳥で、日本でも、その伝説は受け継がれました。
最後に「桐に鳳凰」の組み合わせについて。中国では「優れた皇帝が現れる時に鳳凰が現れ、桐の木に止まり竹のみを食す」という伝説があります。縁起の良い組み合わせです。
因みに、「ピンからキリまで」というのは、この札が由来です。空(上)から来る鳳凰が「ピン」で、下で待ち受けるのが「キリ(桐)」です。
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