映画『劇場版ドクターX FINAL』を観た
(あらすじ)
映画は、大門未知子が某国の大統領の命を救うため日本を離れるシーンから始まる。
その間、彼女が不在の東帝大学病院には、新病院長として天才外科医・神津比呂人が就任した。比呂人は、双子の弟で医療機器メーカーCEO・神津多可人と連携し、徹底的な合理化を推進する。彼らの冷徹な経営手法により、東帝大は「50歳以上の外科医は老害」「非効率な医師は排除」という苛烈な改革が進み、医師や看護師たちは次々と病院を去った。
大門未知子は、かつての同僚からの要請を受け、東帝大学病院に戻った。彼女は比呂人の掲げる合理主義に一時的に共感しつつも、その背後に潜む危険性に気づき始める。
また、未知子の師匠であり「神原名医紹介所」の所長である神原晶は、比呂人・多可人の出生のとき、命を救うために難しい手術を懸命に行ったが、多可人に障がいが残った。そのため二人から逆恨みをされている。ある日、晶は比呂人と話しているとき、脳梗塞で倒れる。比呂人は不敵な笑みを浮かべ、助けずにその場を去った。そんな比呂人も、冷徹な合理化の被害者の恨みから車を爆破され、瀕死のケガを負う。
未知子の前には、死の淵にいる比呂人と意識が戻らない晶がいる。
「私、失敗しないので」。物語のクライマックスでは、比呂人・多可人が作り出した最先端の医療器具と、未知子が挑む「悪魔のオペ」が交差する。多可人の命を救うための極限の選択が迫られる中、未知子は師匠の言葉を胸に刻む。「どんなに厳しいオペでも患者を見捨てない」。その信念を持って未知子は前代未聞の手術に挑む。このオペは、単なる医療技術の競争を超えた、人間性と信念のぶつかり合いでもあった。そして晶、比呂人の命は…。
(感想など)
最後のどんでん返しが見所だと思いますが、物語中には丁寧に伏線も引かれています。早く気付く人は気付きます。私は、それで良いと思いました。安心して、米倉涼子さん、西田敏行さん、岸部一徳さん、遠藤憲一さん、勝村政信さん、内田有紀さん…の熱演を堪能できました。
それにしても大門未知子の生き方はカッコいいですね。『これは一匹狼の女医の話である。例えばこの女、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ。外科医・大門未知子、またの名をドクターX』。まったくその通りの映画でした。
「蛭間重勝」役の西田敏行さんがお亡くなりになりました。蛭間のキャラクターは大好きでした。根性のひねくれた悪人で、ヒロインの大門未知子をいじめる役なのですが、なぜか憎めないヒールなのです。毎回、蛭間がやり込められて物語は終わるのですが、悔しがる蛭間が実に人間味溢れています。「かわいい」と言ってもいいと思います。この作品が彼の最後の出演作となりましたが、やはり素晴らしい演技でした。それだけでも観る価値があると思いました。
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