布施弁天の白蛇伝説

愛犬のさんちゃんときゅうちゃんを連れて、柏市内の布施弁天に出かけました。

今年は蛇年です。そして布施弁天には白蛇伝説があります。こんな話です。

昔々、月の綺麗な夜のこと。上野の不忍の池のわきで、車屋さんが休んでいました。「今日は客が少なかったな。もうここらでひきあげるか」と呟くと、「車屋さん、布施の弁天様まで行きたいのですが、おいくらですか」と色白で綺麗な娘さんが聞いてきました。

あまりに綺麗で、見とれましたが、我に返り「だいたい、このくらいだよ」と答えました。

すると、娘さんは前金と心づけを渡し、ひょいと車に乗りました。車屋さんは大よろこび。「しっかりつかまっていてくだせぇ」と、一目散に駆け出しました。走りながら「ずいぶんと軽いな。若い娘さんだからかな」と思いました。往来も少なく、車も軽いので、本当なら一刻半(90分程)はかかる道のりを一刻(60分程)かからずに、布施弁天の入口についてしまいました。

車をとめて後ろをふり返ると、不思議なことに娘さんの姿がありません。

早く走りすぎて途中で落としてしまったのではないかと思ったら、娘さんが座っていた所がビッショリ濡れているではありませんか。驚いた車屋さんがあたりを見まわすと、弁天山の暗がりを這って登っていく白蛇が見えました。怖くなった車屋さんは、来たとき以上の速さで上野に帰ったということです。

白蛇は弁天さまの使いといわれます。きっと不忍(しのばず)の弁天さまと布施の弁天さまのお使いでいったり来たりしたのでしょう。

今も布施弁天には白い蛇が大切に保護されています。

今日の写真は、白蛇伝説の布施弁天で寛ぐ、愛犬のさんちゃんときゅうちゃんです。

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