反省してはいけないとき

何かに迎合するために、すぐ謝ったり、反省する人は信用できないと思っています。

誤解がないように加えますが、人を傷つけるなど、明らかな過ちは、すぐに謝るべきです。自分にとっては些細なことと思うことも、相手の気持ちを慮り、丁寧な対応が必要だと思います。そういう面では、私は、よく謝るタイプの人間です。

問題は、そうではないことの場合です。大事なこと、自分にとって本質的なこと、生きていくうえでのプライドに関することに直面したときです。納得できないのに、「世の中はそんなもの…」と簡単に、心に決着をつけられる人は苦手です。自分の信念を裏切ることができる人は、他人を裏切るのも躊躇がないだろうと思います。

今日の切り絵は、1970年に開催された日本万国博覧会のシンボル「太陽の塔」です。岡本太郎さん(1911年～1996年)の作品です。彼はこんなことを言っています。

『どんなことがあっても、自分が間違っていたとか、心を入れ替えたとか、そういう卑しい変節をするべきではない。一見謙虚に見えて、これは誤魔化しであるにすぎない』。

好きな言葉です。

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