お酒 ~ ぺルノーとアブサン ~

「ぺルノー」というお酒を買いました。パスティスとも言われます。フランス語で、パスティスは「模倣」という意味です。何の模倣かというと、高いアルコール度数で有名な「アブサン」です。世界中の酒飲みの憧れですね。

昔、「アブサン」の原料のニガヨモギには、幻覚作用があると噂され(デマです)、製造禁止となり、ニガヨモギを使わず、アニスのみで味を再現しました。それが「ぺルノー(パスティス)」です。「ぺルノー」は「アブサン」の一種と言っても差し支えないでしょう。アルコール度数は40度と低め(?)です。

「アブサン」というお酒は、かつてフランスで、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ロートレック、ピカソなどに愛されました。日本では、太宰治が代表作「人間失格」のなかで、「飲み残した一杯のアブサン。自分は、その永遠に償い難いような喪失感を、こっそりそう形容していました」と書きました。

退廃と堕落も思い起こさせるお酒ですね。

「ぺルノー」が印象的に出てくる、1985年のアメリカ映画があります。『ガッチャ』です。「サバイバルゲームに熱中する大学生ジョナサンは、ヨーロッパ旅行で一人の女性と出会う。楽しい時間を過ごすが、なんと彼女は世界的な女スパイだった、やがて彼は現実のサバイバルに巻き込まれていくという内容」。

面白い作品です。二人はフランスのバーで出会うのですが、そのときにジョナサンは「ぺルノー」を注文します。「飲み方は?」とバーテンダーに聞かれ、「水割り」と答えると、黄色い液体の「ぺルノー」に水が注がれます。すると手品のように、液体はみるみる白濁します。そういう成分のお酒なのです。

「ぺルノー」は、アニスをはじめとした15種類の及ぶハーブ(薬草)を使用しています。そのため、おいしい薬を飲んでいるような感じです。日々、水割りにして、色の変化を楽しんでいます。

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