いつまで働くか?

私は、高齢者が自分の気に入った施設に入って、三度の食事の心配をしないような生活に移行していくことを否定しません。その蓄えの為に、定年後も働いている人もたくさんいるだろうし、家事から解放されることを、夢見ている人もたくさんいると思います。

勤め人をしているときは、私も漠然とそんな未来を想像していました。「衰えて、やむを得ない状況になる少し前から、施設に入居しよう」と考えていたような気がします。

しかし、「おうちカフェさんちゃん」を始めてから、考え方が変わりました。職場が「おうちカフェ」なので、在宅時間は圧倒的に増えました。自分で言うのもなんですが、家事もよくするようになりました。妻もよくやってくれますが、私の一日は、家事労働と営業活動で暮れていきます。

「この生活をどこまで続けられるか、老人になっても、頑張ってみよう」と思っています。

働くというのは、お金を稼ぐことだけではありません。ある年齢になれば、幾ばくかの年金も貰えます。つましく暮らせばなんとかなります。

私は、勤め人を早期退職しました。それ以来、“つましい暮らし”の猛特訓を自分に課しています。定収入を放棄したのですから、当たり前です。心配しないでください。困窮しているわけではありませんし、義理を欠くこともありません。将来、困らないように、「元気なうちに、“つましさ”に慣れておこう」という作戦です。そして「倹約も趣味のうち」と思えば、贅沢な気持ちにもなれます。妻も「言ったことは、徹底的に実行するのね」と呆れながらも、褒めてくれています。

落語家の古今亭志ん生(1890年~1973年)が残した言葉に、こんなのがあります。『貧乏ってのは、するもんじゃねえ。「嗜む」もんです』。私の座右の銘です。「嗜む」という言葉は、その行為を深く理解し、その中にある価値を見つけ、楽しむというニュアンスを含みます。

なにより、私のような性格だと、目的がなくなったら(何もしなくなったら)、急速に老いると思います。体が動くうちは、自分が作ったこの店で、“つましく”働いていたいです。

今日の切り絵は、『ブタさんの貯金箱』です。

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おうちカフェ さんちゃん

こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

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