人生ゲーム
子どもの頃から、剣道をしていました。市内や県内の大会などで、少し勝てたので、自分には才能があると勘違いしました。その自惚れに気付いたのが十九歳の頃です。世の中には自分より才能に溢れた人がたくさんいて、剣道を職業のように一生続けていくのは無理だと気付きました。
そのとき、「若くして自分の才能のなさに気付いてしまうのと、老人になるまで気付かないのでは、どちらが不幸だろう」と思いました。今でもわかりません。
そして大学を出て、普通の勤め人になりました。頑張って働き、そこそこ順調でした。
しかし定年間近になり、理不尽に腹を立て、早期退職をしてしまいました。勤め人の必須条件の「我慢強さ」も欠けていたのかもしれません。もしかしたら、それまでも「子育てが終わるまでは、安定した収入が必要だから」と自分を胡麻化していただけかもしれません。
まあ、全く後悔のない人生というのも味気ないと思います。そして、自分の生き方を、意味がなかったと思っているわけでもありません。
バンドのチューリップに「人生ゲーム(作詞作曲 財津和夫 1975年)」という歌があります。こんな歌詞です。
『生まれたときから始まる とても素敵な人生ゲーム 囲いの中を飛び出せば 仲間外れさ みんなみんな幼い頃に 大きないろんな夢を見た 大きな船で七つの海を越えてみたい (中略) 幸せなんかがあるならば それは慰みのことだろう 知らない国へ行ってみたい 昔夢見た魔法の靴で』
今日の切り絵は、『人生ゲーム』です。
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