小説『ドン・キホーテ』のような生き方

今日の切り絵は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス(1547年~1616年)が書いた小説『ドン・キホーテ(1605年)』の1シーンを、パブロ・ピカソが描いたものを、模写したものです。こんな物語です。

「スペイン住んでいた中年男は,騎士道物語をこよなく愛し,朝から晩まで読みふけっていた。すると,自分が騎士であると錯覚してしまった。そして,自らを騎士『ドン・キホーテ』と称し,古い鎧を引っ張り出し,やせ馬にロシナンテと名づけて,騎士道の旅に出る。彼は、羊の群れを合戦中の軍隊だといって参戦するために飛び込んだり、風車を巨人と思って突進したりするなど,行く先々でトラブルを起こして人々を困惑させる。滑稽でドタバタの冒険を続けていく」。

物語を読めば、ドン・キホーテが善人であるとわかります。騎士として、正しいことを貫こうとしています。しかし思い込みが激しく、トラブルを引き起こし、それに怒った人々にボコボコにされるという展開が続きます。一笑に付すこともできますが、なぜか否定はできません。

物語のなかでドン・キホーテは言います。「人間にとって最も恥ずかしいことは、その人があるべき姿のために戦わないこと」。すなわち、理想の自分となるために勝負しないのは、恥ずかしいということです。私たちは、負けると予想できても、戦わなければならないことがあります。向こう見ずの姿勢をとらなくてはならない時があります。

高潔な理想を実践しようとする者は、高潔な精神を宿しているということだと思います。

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