開き直り

人生で、願ったことはあまり叶わないし、予想したことは、まず当たりません。

物事は、思ったとおりすすまないということです。

私が今まで、唯一、当たった予想といえば、「思ったとおりすすまないだろう」と予想したことです。あ～情けない。

近年、大きく外した予想は、「初老になったら暇になるだろう」と思っていたことです。今はひとりでお店をしているので、自分の行動は自分で決められます。勤め人のときより、自由度は増したと思います。でも「暇になった」という実感はありません。

私は「忙しい」と言うのは、「弱音を吐くようで格好悪い」と思っています。だから歳をとって「時間ができて楽しくなるなあ」と期待していたら、そうでもなくって、肩透かしにあったような感じです。

でも、歳をとって、精神的に強くなったこともあります。「自分はどうなってしまうのだろう」と悩まなくなったことです。遠い未来を憂う必要もないので、「思ったようにやるだけだな」と気楽です。「世の中は、私の思ったとおりすすまないけど、私も世の中の思った通りにすすまない」という開き直りですね。

今日の切り絵は、「川の流れのように時は過ぎ」です。

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