自分のことを何と呼ぶか?

自分の呼び方は「私、わたくし、僕、俺、自分、うち、ワシ、オイラ、あたし、あたい、我、おい…」と色々あります。あなたは何と呼んでいますか。

私が、呼び方で最も印象深いのは、中学校のときに習った、終戦時(1945年8/15)に、昭和天皇がラジオを通じて国民に戦争が負けたことを告げた「玉音放送」です。以下が最も有名な一節ですね。

「朕(チン)ハ時運ノ趨(オモム)ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」。分かりやすく直すと、「私は、時の巡り合わせに従い、堪え難いことを堪え、また忍び難い思いをこらえ、永遠に続く未来のために平和な世を切り開こうと思う」となります。

「へぇ~、昔、天皇陛下は自分のことを“朕(チン)”と言ったんだ」と中学生の私は知りました。これを境に、戦後になるわけですから、“朕”から“わたくし”に変わったのかなと思っていたら、そうでもなかったそうです。以降も2年位、“朕”と己のことを呼ぶ時代が続きます。

天皇陛下が、自分のことを“わたくし”と公の場で、初めて呼んだのは、新憲法下の第一回特別国会開会式のときです。このように仰いました。「全国民を代表する諸君と一堂に会することは、わたくしの深く喜びとするところである」。その日が、1947年6/23です。6月23日、まさに今日です。

古事記や日本書紀の歴史観から、現代の歴史観に変わった、記念すべき日ではないかなあと思っています。

今日の切り絵は、古事記の「天の岩戸」です。

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おうちカフェ さんちゃん

こんにちは!「おうちカフェさんちゃん」です。皆様が気楽でのんびり過ごしていただけるお店です。季節の移ろいを丸窓から眺めながら一息つきに来てくださいね。

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