映画『雪風』を観た

太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」の史実を基に、戦中から現代へとつながる時代を懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を描いた作品です。さまざまな資料を基に、映画オリジナルの登場人物として生み出された「雪風」艦長の寺澤を竹野内豊さんが熱演。ではあらすじを紹介します。

(あらすじ) 太平洋戦争下、数々の激戦を最前線で戦い抜き、ほぼ無傷で終戦を迎えた駆逐艦「雪風」。軽量で機動性に優れていることから、艦隊の先陣を切って魚雷戦を仕掛け、対空戦闘によって戦艦や空母といった主力艦を護衛するのが駆逐艦の役目であり、「雪風」は任務を果たしながら、幾多の戦場を生き抜いていく。そして、最後まで戦場に留まり、沈没する味方の艦から海に投げ出された仲間たちを救助して帰還することも多く、時には敵兵にも手を差し伸べた。「雪風」は戦うために出撃しながらも、最後は必ず人を救って戻ってくることから、「幸運艦」「不沈艦」と称された。

(感想など) アメリカなど戦勝国からも讃えられた「雪風」の姿を、史実に基づいたフィクションとして、竹野内豊、玉木宏、奥平大兼、當真あみ、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一ら、そうそうたる顔ぶれのキャストが演じました。人の命を救い続けた戦艦として、今も多くの人に愛されています。

ここでは、今から60年以上前(1964年)に制作された映画『駆逐艦雪風』のあらすじも紹介します。

『木田は佐世保で工員として駆逐艦雪風を製作した。雪風を愛する木田は乗組み員となった。戦火の中、雪風は無傷のうちに多大な戦果を収めた。帰還したある日、木田は、艦長の妹の由起子に出会い、二人は恋を落ちた。戦局は激しさを増す。木田には特攻隊員の弟がいた。明日をも知れない身体だ。やがて弟の悲報が入った。程なく、由起子も空襲で命を落とした。戦艦大和の沖縄出撃のときが来た。随行する雪風。ついに大和も沈み、雪風は「人員救助のうえ帰艦せよ」との命を受けた。やがて終戦。無傷の雪風が賠償として中国海軍に引き渡された。木田は農夫姿で、その姿を見送った』。

この映画でも、長門勇、岩下志麻、菅原文太、丹波哲郎…と、そうそうたる顔ぶれのキャストが演じました。

2025年の『雪風』は艦長の視点で語られており、1964年の『雪風』は一水兵の視点で語られています。共通なのは、両名とも、“戦うことに意味を求める軍人”ではなく、“良識ある人間として物事に当たる人物”として描かれていることです。

2025年の『雪風』のなかでの10年後、20年後の日本について、寺澤館長の言葉がとても印象的でした。「ふつうがいいな。家族が当たり前に夕餉を囲んで、子どもたちもいつか家庭をもち、生まれてきた孫の顔を拝んで皆で喜ぶ、そんなふつうの国になっていて欲しいものだ」。

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