かりんの実
朝の散歩コースに、毎年立派な、かりんの実をつける一本の木があります。今日の写真です。歳を追うごとに、なんとなく、親しみの情が増しています。一つの俳句を紹介します。
「なにとなき 歪(ゆが)みが親(した)し かりんの実」(渡辺恭子)
かりんの実は、形が整っていないことも多く、いびつでごつごつしています。しかし、その「歪み」にこそ親しみを感じます。「なにとなき」とあるように、それが「美しい」とか「特別」とはっきり言えないが、何か惹かれるのです。「歪み」は人の内面や生き方にも通じます。完璧ではなく、整ってもいないものにこそ、温かさや味わいを感じる作者の人生観に共感します。
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