気楽に美術展に!
芸術の秋。今日は、絵画についてです。
青春時代に恋をしたとき、誰でも、切なく甘美な胸の痛みを感じたと思います。少年だったら、ある少女の、目、鼻、口の形などに惹かれました。きっと、その少女の顔は、その少年にとって、世界で一番の絵画だったに違いありません。そう、優れた芸術を観ることは、個人的なものだったと思うのです。
好みの芸術作品に出合うというのは、それと似た現象ではないかと思います。「心に切ない傷跡が残る体験」です。長い間、それを味わうために、話題の展覧会には積極的に足を運んでいました。そこには、女性で例えるなら、世界的な絶世の美女が並んでいました。当然ドキドキしました。多くの人が、列を作り、結構な入場料を払い、鑑賞していました。それだけの価値はあると思います。
この頃、私は、その手の話題の展覧会から足が遠のきました。「青春時代、好みの芸術作品(好きな顔)は、そこらへんに存在していたのになあ」と思ったとき、考えが変わったのです。
今、私が足を運ぶのは入場無料の展覧会が多いです。作者が、アマチュアであろうと、プロであろうと、有名であろうと、無名であろうと関係ありません。ひととき、その作品の前で、切なく、甘美な胸の痛みを感じられれば、十分に幸せです。
今日の切り絵は、フェルメールの名画『真珠の耳飾りの少女』をマンガっぽく(?)描いたものです。
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